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茶の湯

繪画

白衣観音図 びゃくえかんのんず

白衣観音図愚谿筆。左右に漁樵図をともなう三幅対の中尊として制作されたもので、画風は中国元代水墨画の顕著な影響が認められる。白衣観音は禅寺衆寮のだらくぎとうしゅうしん本尊で、補(普)陀落山中の聖窟に坐し、浄瓶中の楊柳は「楊枝浄水」をもって観音...
繪画

飛鴨図 ひおうず

飛鴨図宗達筆。画中に一羽の飛翔する鴨を描出しただけの水墨画であるが、画面に悠揚の気を横溢せしめた画境は、宗達ならではのものである。宗達の絵画は、桃山時代に育ち、慶長の後半から元和寛永期に開花しているから、まだ桃山の豪快な英雄趣味を失わず、し...
国宝

破墨山水図 はぼくさんすいず

破墨山水図破墨山水図雪舟筆、自序。国宝。明応四年(1495)76歳の雪舟が、山口の雲谷庵に鎌倉から画事修行に来ていた弟子宗淵の帰国に際し与えたもので、雪舟が会得していた水墨画の要諦を、「破墨の法」として示した記念すべき作品である。図上の自序...
繪画

叭々鳥図 ははちょうず

叭々鳥図牧谿筆。一羽の叭々鳥の背に、孤高清爽の趣を感じさせる名画である。陽まつかさ光に映える樹幹、漆黒の羽毛、松毬をともなう松葉は互いに調和し、明暗おのずから定まっている。中世に舶載請来された中国画で、日本人の心に最も感動を与え、畏敬の念を...
繪画

花篭図 はなかごず

花篭図尾形乾山筆。重文。秋草を三つの花篭に入れ、画中に構図する。花の色彩と篭の墨色が対照的であり、乾山画中屈指の名作の一つである。図上方に「花といへば千種ながらにあだならぬ色香にうつる野辺の露かな」の一首を自ら書いている。乾山の文学趣味と、...
繪画

撥墨山水図 はつぼくさんすいず

撥墨山水図伝雪舟筆、横川景三賛。典型的な雪舟の撥墨の手法による山水図である。墨とは淡墨で画の要所を画き、その墨の乾かぬうちに濃墨を点する手法で、中国元代の詩僧玉潤の作品に学んだものであり、それによって山水の要諦を象徴的に表現することができた...
繪画

瀑布図 ばくふのず

瀑布図玉澗筆。重文。「廬山図」(632~頁下)の断簡。藁筆を用いたような描法で、個性豊かな画境を展開している。筆者に擬せられる玉潤若芬は天台僧であり、本図のごとき奔放な画法は、むしろ禅林所縁画家に求めたいところである。したがって、室町時代に...
繪画

敗荷鶺鴒・枯芦翡翠図 はいかせきれい・ころひすいず

敗荷鶺鴒・枯芦翡翠図牧谿筆。双幅。余白を生かし、淡墨を基調とした筆数の少ない描写は、禅的というよりはむしろ瀟洒な詩を伝えている。牧谿は蜀の人で、法常と号し、西湖のほとりに六通寺を開いた禅僧であり、日本では和尚の名で親しまれている。活躍期は十...
繪画

鶏図 にわとりず

鶏図宗達筆、鳳林承章賛。鳳林承章(1592~1668)の著賛をもつ宗達の水墨画の佳品である。宗達は江戸初期の画家で、光悦や光琳に比べて経歴に不明な点があるが、琳派の始祖光悦の筆による一連の「和歌巻」の金銀泥下絵を制作したものと考えられている...
繪画

波に千鳥図 なみにちどりのず

波に千鳥図円山応挙筆。寒風の吹きすさぶ冬の海辺を、乱れ飛ぶ千鳥の一群を画いた作品である。波に千鳥は、古来日本人の詩情を培ってきた古典的主題である。細墨線による描写は、微妙な自然の情感を表出し、水の部分は薄い藍、六羽の千鳥の脚には朱を点してい...